− お母さんの優しい手が一番 −
アトピーでお悩みの方が大変多くいらっしゃると思いますので、 我が家のアトピー体験を紹介させていただきまして、 少しでも皆様の参考になればと思います。
私の子供もアトピーで、乳幼児の頃から5歳くらいまで、 痒い、痛いで、大変に悩まされました。 今は中学生になりましたが、すっかりよくなり、皮膚も跡形もなく、 すべすべときれいになって、元気で健康になりました。
アトピーの子供は、夜、眠ろうとすると、痒みを訴えます。 手足や首のまわりなどは自分でかけますが、 背中(特に左右の肩甲骨の間あたり)が手が届かず痒みもひどく、 つらいのです。寝床の上をゴロゴロ、ばたばたします。 そんな時、子供にとって一番安心できるのは、お母さんの優しい手です。 子供と一緒になって、痒いところを掻いてあげるのです。 痒いところはがさがさと乾燥しており、 かさぶたが盛り上がって硬くなったりしています。
優しくなでるように、爪を立てるように強く、子供と一体になれば、 どこをどのくらいどんな掻き方をすれば痒みがおさまるかがわかって来ます。 最初は(ここかな、こうかな)聞きながら掻いてあげて下さい。 我が家では母親が毎晩添い寝をして、時には父親の私も、 掻いたり、さすったりしておりましたが、痒いときはやはり掻くのが自然だし、 痒みもおさまります。
そしてもっと良いのが子供の喜ぶ絵本や童話、 昔話等を掻きながら読み聞かせてあげると良いでしょう。 子守唄も良いでしょう。 優しさ、愛情が伝わり,情操のためにもなります。 痒くて眠れないということがなくなり、 親子とも安心して熟睡できるようになります。
痒いところも少しずつ良くなり、皮膚も、手でなでると、 最初はざらざらしていたところも段々すべりがよくなり、 しっとり湿り気が出て来ます。少し時間がかかりますが、 根気良く、楽しみながらすることで必ず良くなります。
掻きこわしたりして、傷口のようにじくじくしたり、血が出て痛痒い時には、蒸しタオルが良いでしょう。
やや厚手のフェィスタオル1枚を4つ折にしてさらに半分に折ったものを水で絞り、電子レンジで1分半ほどチンします。 あまり熱くない程度にして、患部に直接当てて、手で押さえます。 冷めるまで5〜6分もちます。熱の刺激が、 肌から体の中まで浸透して行き、痒みや痛みが緩みます。 冷めたらまた1分ほどチンして、熱さを調整して、同じところに当てます。 これを3〜5回繰り返します。面倒だからと、 数枚のタオルを用意して次々とやってはいけません。 かいろやホットパックのようにズーっと熱いものもいけません。 熱の温度の波、熱い、温かい、ぬるい、冷たい、この波の繰り返しが体に良いのです。 そして、濡れるからと、ビニール等の袋に入れて使わないことです。 水分が浸透しません。必ず直接当ててください。 これを子供の場合6時間ごとに、大人は8時間ごとに行いますが、 よく眠っているのを起こしてまでやることはありません。 痒みや痛みがひどい時にとても効果があります。 体が芯から緩み、気持ちよく眠れます。
お風呂の活用、特に二度湯が効果があります。 二度湯というのは、お風呂の温度差の熱の刺激で汗の誘導を行い、 新陳代謝を高めて、解毒を促し、適度な運動にもなりますので、 体の流れが良くなり水分を要求するからだになります。 アトピーの子供は汗をうまくかけません。汗をかくことで解毒ができます。 解毒ができると皮膚呼吸ができて、呼吸器が楽になります。 すると益々流れが良くなります。 つまり汗をうまくかける体になれば、アトピーは治って行くのです。
お風呂に入る時は食前の方が良いでしょう。 入る前に水を飲んでおきます。お湯の温度は38度くらいで、 少しぬるめですが、体を洗ったりして、 2〜3回湯船を出たり入ったりしていいのですが、 お風呂を出る前には必ずお湯の温度を2〜3度上げます。 40〜42度くらいの熱めのなるべくたっぷりの湯量にして下さい。 熱いお湯ですからあまり長くは入っていられませんが、 この温度差が大切となりますので、 追い炊きのできるお風呂の方が便利です。少し汗ばむ感じ、 あるいは出たときに足の甲が赤くなっていれば、やがて、 汗が出て来るようになります。 せっかく出た汗はすぐふき取ったりせず、少しの間、流れさせましょう。 そして冷えないうちに、柔らかなバスタオルでふき取ります。 風呂から出たら、水が飲みたくなりますので、たっぷりと与えてください。 二度湯も習慣にすると、汗がかける、水分の満ちた健康な体になって行きます。 体も緩んで夜も良く眠れます。
我が家では、これだけのことで、薬も一切使わず、アトピーが 治りました。
アトピーで悩んでいらっしゃる方の1日も早いご回復とご快 癒をお祈りいたします。