− 自然治癒力を導き出す −
整体とは中心に力が集まっている体のことですが、 人間の背骨は横から見ると、S字のように曲がっています。 特に首のところ、胸のところ、腰のところで弓なりに曲がっています。 この曲がりがバネとなって、力を分散して体を支え、弾力のある、 動きの良い体を造っています。 このバネの力は、体の中心線に力が集まっていると強くなり、 外に力が逃げると弱くなり、健康を損ない、不調の原因になって来ます。
腰の骨盤の中心の力が抜けて来て、土台である骨盤が外に開いて来ると、 骨盤が下がり、背骨でつながっている胸部の肩甲骨も連動して開き、 さらに頭部の後頭骨にも連動します。 さらには上肢、下肢にまで波及し、様々な不調や症状が出て来ます。 整体法では、腰首、首、手首、足首という首の箇処に着目して、 中心の腰が硬くなると、首、首の連動で、末端の手足も硬くなり、 弾力が損なわれ、動きや働きが悪くなるという見方をします。 (図をご覧下さい) 腰が大事と言うことがお分かりいただけると思います。
ではどうして骨盤が下がるのかと言いますと、 整体の第一人者、井本師によりますと、 ストレス、過食、過剰な運動、寒さ、 産後の起き方の失敗を大きな原因にあげています。 まれに打撲が原因となることもあります。 最近はパソコンの普及により,目や手指を酷使する、 一部分の使い過ぎによる部分疲労、偏り疲労から来ているものが増えています。
整体法では不調や症状の原因を探します。 具体的には背骨、骨盤をはじめとする骨格の異常や、体表面の温度、 色艶、弾力、筋肉の緊張、弛緩など、総合的に体の様々の状態を調べます。 そして、不調や症状がある場合には必ず 体のどこかに異常が出ています。さらにその異常は何が原因で 起きているのか、根本の原因を探るのです。 探し出した異常箇処には整体法独自の操法を行います。 つかえのある箇処や急処に手技による刺激を加え、 導気(気を送って気を引き出す)をして自然治癒力を導き出すことによって、 体の緊張を緩め、生きた働きを高めます。
骨格のゆがみも、強制的に力で変えるのではなく、 小さな刺激で、自然に体本来の状態に戻って行くように導く、 体に優しい療法です。器具や機械、電気、磁石、薬物等は、 一切、使用しません。
また整体体操の指導も合わせて行い、自発的に健康を取り戻 していただくための手助けを行います。